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世界一面白くてお金になる経済講座――知識ゼロからはじめる投資のコツ 南 祐貴

今回読んだ本はこちら。著者の南さんは「世界で一番最速で日経新聞を解説」略して「セカニチ」というインスタのアカウントを運用されている方でインスタで経済や株などの上質な情報を公開されている方です。

NOTEでも不動産の買い方、断捨離、節約術といった数々の情報を公開されており、前々から勉強させていただいていたのですがこの度本を出版されるということで早速読ませていただきました!

発売からまだ数ヶ月程度しかたっていませんがすでにレビューが300件以上と情報の価値の高さがわかりますね、、

NOTEの時から感じていましたがとにかくはっきりとした断定口調と、かなりの比較を行っているんだろうなという熱意がこの本からも感じることができました。

自分が印象に残った箇所をまとめておきます。

目次

本の構成について

こちらの本の構成はとにかくマネーリテラシーを底上げするのにとても良いと思いました。日経株価や、なぜ投資をすべきかといった内容に始まり。お金の稼ぎ方や保険に関することまで幅広くカバーされています。

イラストも多く使用されているので文章で仮にわかりにくかったとしてもイラストでも理解ができるのでとても読者に親切な本です。

日本は投資に対する理解がまだまだ乏しく、もっと多くの人に投資を積極的に行って欲しいというみなみさんの思いが随所に見え隠れしています。

また概念的な話だけではなく、いかに投資や新しい挑戦をする必要性があるかが何度も強調されているので読んでいるうちに自然に証券講座を解説し、保険を解約する人が続出したと思います笑

積み立てNISAや、株の選定方法などもカバーされているため読むだけでかなりの金融知識が身につくと思います。

日本の株の未来が心配(がんばれ日経平均!)

この本を読んで感じたことは日本の日経株価の危うさです。詳細は本に書かれているので省きますが、東証一部の選定基準の甘さと日本の忖度具合、そして海外企業との違いが書かれているのですが自分も知らないことが多く書かれておりました。

日経株の寄与度については特に驚きました。実際に見てみるとびっくりします。寄与度がざっくり2000倍も差があるのでなぜ同じ扱いを受けているのかわからないですね笑

日経株の寄与度の違いはこちらより確認できます

また海外S&P500の影響度のわかるヒートマップについても触れられていたので共有しておきます。

S&P500の影響度

面接攻略法が面白い

この本がカバーしているのはお金だけではありません。転職や就職の際に必要となる面接の攻略法についても書かれています。会社選びのコツとしては

  1. 年収が高い:市場からのニーズが高い
  2. 採用人数が少ない:希少価値が高い
  3. スキル資産が貯まる:2年後に独立できるか
  4. 平均年齢が高い:これからの成長性

この要素から3つ以上に当てはまる会社が良いと書かれています。

企業に勤めるのは人生で最も大事な「時間」という資産をどこに投資するかを考えるのと同じです。投資であるならばリターンを求める必要がありますね。だからこそ企業選びそして面接をハックすることはとても重要になってきます。

こちらについてはNOTEでもまとめられているので詳細はそちらを見てみてください。

時間がないはただの言い訳

色々な本でも書かれていますが、やはりこれを言っているうちは何も成果が出ないと改めて感じました。

こちらの本では「時間がないなら飲み会を断ればいい、知識がないなら詳しい人に土下座すればいい」と書かれています。人は無意識に行動しない言い訳を見つけてくる天才なので後悔しないためにも言い訳をせずに行動することの重要性が書かれています。はっきりとした言い方で最初はびっくりしましたが、結局これぐらい強く行っても行動しない人ばかりなのでしょう。

まとめ

この本は日本の若者にこそ読んで欲しい本でした。内容はイラストが多く、初心者から中級者の人が読んでも学びがありわかりやすい内容でした。周りで何も将来を考えず飲み会ばかりで時間というリソースを浪費している人がいればぜひ紹介してあげてください。

本に書かれていた以下の言葉がとても良いとおもったので引用させていただきます

自由な人生を歩むためには何が必要でしょうか。私なりの結論は『人生の厚み=濃度×回数』の公式です。濃度とはつまり締切を自分の意思で作ることです。締め切りに追われて自分の限界を出し切って、ローンチ直後にバタンと倒れ込むような経験を何回しているか。そして何度悔しい思いをしているか。それこそが人生の厚みというお金で変えない財産になります。

南 祐貴

頭で考えてばかりで行動できていない自分。新しいことに挑戦していない自分。時間を無駄にしたくないと言いながらSNSをみて一日が終わる自分。締切を作らずにぬくぬくと生きている自分に喝を入れてくれる本でした。おすすめです。

本はこちらから

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