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解像度を上げる 馬田隆明

この本ができたのはスタートアップ界隈で、昨年にかなりの反響を生んだことが影響しているようです。そのスライドや動画はネット上で見つけることができたのでそれも併せてみることでより理解が広がると思いました。

この本を読んだ中で自分の中で印象に残った箇所をまとめるのと、この本から得られた今後に活用できそうなテイクアウェイ、またはアクションプランを考えてみます。

著者の馬田さんは東京大学FoundXのディレクターをしておりマイクロソフトにも働いていた経歴を持つ方のようです。

説明や上手な人や、理解度が高い人の頭の中はどうなっているのか、またどのように考えれば彼らと同じような理解ができるのかという部分について図やイラストなどを使って説明していてとてもわかりやすかったです。

目次

本の要約

まず簡単にこの本をまとめるとすれば、

説明が上手な人、物事の理解度が高い人がどうやって思考しているかをフレームワークとして紹介している本だと思います。

「深さ・広さ・構造・時間」という4つの軸で幅広く立体的に物事を理解することができれば、それを適切に出すことで人にとってわかりやすい説明ができるようになるというのがこの本がメインで伝えたかったことだと感じました。

自分の場合は、何かを説明する時に理解度があいまいで、論理破綻を起こしてしまうことがよくあるのでこの本で書かれていることを意識して理解度を深めたいと思います。

印象に残った箇所

本書で書かれている深さ・広さ・構造・時間の解釈は以下になります

深さ:原因や要因、方法を細かく具体的に掘り下げること

例)筋肉の大まかな位置だけではなく、種類までわかっている。

広さ:考慮する原因や要因、アプローチの多様性を確保すること。

例)筋トレの提案だけではなく、サプリや食事までもカバーしてる状態

構造:深さ、広さの視点で見えてきた要素を意味のある形で分けて、相対的な重要性を把握すること

例)目的別のアプローチ方法を理解しているか、そしてつながりの強弱もわかっている

時間:経過時間や因果関係、物事のプロセスや流れを捉えていること

例)筋肉がついてきてからとつく前ではアプローチは変わる。それらを包括的に時間的な側面も含めて理解できているか

最初に取り掛かるべきものは深さから。

広さや他の要素から注力するよりも深さをしっかりと意識するほうが結果的に包括的に良くなることが多い。多くの問題は深さの部分での調べ不足が原因

簡潔に説明がすることができているか。商品をピッチする時の型にそって埋めてみる

論地構造をツリーで可視化する。ロジカルツリーとも言う。物事の理解を深めるためにも深さは7段階はいけるように考えてみる。幅も深みもあるツリーができていれば理解度は高い可能性が高くなる。

高い解像度には「情報」と「思考」と「行動」組み合わせが必要 です。しかもこれらには量と質の2つの側面があります。

料理のようなもので、

情報=食材

思考=料理人の腕

行動=調理

と考えるとわかりやすい。

・語彙力を増やすことも、解像度を上げることにつながる。

・視点を変えるためにも10×の問い やリフレーミングを取り入れてみる

10×の問いは、今の10倍の性能を出すためには、いまよりも10分の1のコストでできないといった考え方を常にすること

具体的な行動や解決策が見えるまで分ける

・行動可能な単位までHOWを問う

課題ではWhy So(なぜそうなのか)を5回ほど深掘りするとよいが、解決策に関してはHow (どうやって?)を繰り返し問うと答えが見えてくる

今後のアクション+まとめ

解像度を上げるという本を読んだ中で自分がこの本の内容から感じたことは、最初はとにかく行動が大切だということです。

深さや広さという部分だけでも書き出していくだけで時間がかかります。しっかりとなぜ?、どうして?という部分を考えながら物事を深掘りしていく作業は今までやってこなかったことなので最初は下手くそだと思います。

でも大きな目標のためにはとにかく小さいことの積み重ねが大切。だからこそ実際に物事を考えるときにこのツリーを作って考えていこうと思いました。

今の時代はマインドマップのツールもあるのでツリーを無料で作ることができます。

そんな時代だからこそ、より行動することが重要になると思います。

行動する時のハードルがほぼない現代で、自分は他のSNSや関係のないことに時間を使ってしまうことが多いので、それをなくし物事をツリー形式で考え、説明できるように練習していきたいと思います。

思考のフレームワークとしてこのツリーを使っていきたいと思いました。

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