今回も読んだ本の中で自分なりに印象に残った箇所を取り上げていきたいと思います。
ちなみに今回の本の内容はとても考察や考え方が面白かったのですが、今の自分の読解力不足で正直本で書かれている内容の半分も理解できなかったです。
読んでいて何度も意識が飛びましたが、なんとか読み切れたのは一つの成功体験だと思います。
こうゆうレベルの本も読めるように勉強するしかないですね笑
時代とテクノロジーの進化が生んだ欠点について
全体的に本を読んでいて感じたのは筆者が教師だったこともあるとは思いますがとても「教育」というものに対してとても真剣に向き合ってきたのだなと感じました。
昔の教育と今の教育の違いや、時代とともに変わってしまったことなどについてメリットデメリットも上げていたりととても読んでいて興味深い内容が多かったです。
ボタンを押せば完了の現代人
今の私たちの世代以降では、薪で火を起こすことはできても、その後に薪をくべるということを知らない人がいるらしい。それは決して彼らが悪いのではなくて、全てがボタンを押すだけで完了できる環境で育ったことが関係していると解説していました。
自分は間の世代だからかそれを聞くとびっくりしましたが、確かにスマホに慣れている世代だとそれが普通なので知らないということが起きるのかもしれないですね。
確かに今の若い世代は、スーパーで売っている解体された肉の塊をみてそれをそのまま動物だと思っている人がいると聞いたことがあるのでそれも同じことかもしれないですね
知行合一
知とは入力で、行とは出力のことを指します。
文武両道も実は文が入力で武が出力を指す。
陽明学の考え方で、インプットとアウトプットはお互いに交互に起きるものでありそれらがしっかり機能することが大切だと言われているそうです。
5感で感じるものが入力されて、全ての出力は脳からでますが肉体が反応します。だからこそ体育というのです。
入力だけしてもスポンジで頭でっかちになるから出力も同じくらい大切だと書かれていました。
知のあり方が変わった
この本では昔と今では、知が変わってしまったと書かれていました。
テクノロジーによりなんでも情報が民主化されだれでもアクセスできる状態において、「知る」という意味が変わってしまったとありました。
今の時代は「知る」ということが技法、ノウハウに変わってしまったそうです。これは世の中の常識の変化となっており確実に変わっています。
少し複雑なので本文を引用します。
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「現代」の知ること、その大前提は何かというと自分が自分であると知ることです。自分が自分だと知ることは自分は本質的には変わることができないと信じることです。だから知識をつけるのはあくまでデータベースを拡張するだけ
データベースを増やすためには技法を学べばいいとなる。
でも私たちは自分たちが変わらないと思ってしまっていることが問題らしいです。
僕たちはどんどんと変わり続けている。だから教育に育つという漢字があります。
変われると思えないのが現代の落とし穴だそうです。
大学は仕事に就くための順番待ちに変わってしまった
この箇所が個人的にはとても面白かったです。
なんでも著者が言うには、元々大学に行くのは一部のお金もちだけで他の人たちは働くことが当たり前だった。むしろサラリーマンという人もむかしは大人の1割程度だったのですが産業革命を経て、戦争もなくなった中で、若者は圧倒的に数が多すぎたからこそ大学は産業予備軍として、一時待機させる機能を持つようになったと書かれている点です。
実際経済的な成長においては、大学に行ってなくても成果が出る人はいますし、大学に行くことが大切だと思われていたのは昔の話です。学歴よりも仕事の成果などが出せるかが本質的な部分です。
会社という共同体に所属するために学歴が一つのフィルターになっていたわけですね。
まとめ:
正直一度読んだだけではわからないことばかりでした。なんとなくわかったような内容もありましたが他人に説明できるレベルではないので理解はできてないと思います。
正直悔しいですが今のレベルとしれたので前向きに考えます。
またいつかリベンジしたいです。
勉強すればするほど、自分の足りないところが見えてきますがその文人生が充実し、それでもやりたいと思えることが増えてきます。
それが人間で生まれた幸せだと思っています。
これからも人間らしく生きていきます。もっと勉強したい。
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