あなたはすぐ行動できる人ですか？それともなんでも後回しにしてしまって結果がなかなか出ないタイプの人ですか？
ちなみに自分は完全になんでも後回しにするタイプです。じゃないとそもそもこんな本は読まないです笑
もちろん自分が好きなことや興味のあることは勝手にやるんですが、気持ちが必要なものになると決まって後回しにしがちです。そんな人がどうやったら「すぐに行動できる人」になれるかについて科学的に効果があるというアプローチも含めて説明されています。
本を読むときにはハイライトを引きながら読むことが多いのですが今回の本はかなりたくさん気になるポイントがありました。
すぐやる人とやれない人の習慣の要約
そもそも才能や生まれつき自分はできる、できないと思いがちですが、すぐやる人もやれない人も人間的な能力の違いはそもそもありません。人間的な違いが無いが両者に差があるのは「動く仕組み」を持っているかどうかの違いです。
つまり仕組みをしっかりと作ることができれば、やれない人もやる人に変われます。気持ちややる気に頼らずに仕組みによって行動を律する様々な方法がこの本から学ぶことができます。また両者の違いを比べる形なので毎回具体的にどこが違うのかという点も把握することができます。
自分が印象に残った箇所
・すぐやる人は明日を疑い、やれない人は明日を信じる
モチベーションとは魚のようなものです。採れたてが一番美味しいのと同じでやる人は明日に持ち越すことを嫌います。これは心理学的には「ツァイガルニク効果」といい、人間は達成できなかった物事や、中断・停滞している物事に対して、より強い記憶や印象を持つ現象のことを指します。
・すぐやる人は考えるために行動し、やれない人は行動するために考える。
これはかなり真理をついていると思いました。わかっているけど何度もリマインドしないといけないのが考えているだけでは、物事は何も進まないということ。大きく動かなくても小さく動くだけでもいいのです。
・すぐやる人は目の前のことに集中し、やれない人は結果ばかりを気にする。
やれない人は未来に待つ結果ばかりを意識するばかり、行動ができなくなります。うまくいかなったらどうしようとう自分でコントロールできないことばかりに意識を注ぎすぎてしまいます。
・すぐやる人は自分ともアポをとり、やれない人は他人とだけアポを取る。
大抵の成功者は他人が時間を浪費している間に先へ進む。」by ヘンリーフォード
・すぐやる人は期限を自分で決め、やれない人は期限を守ろうとする。
時間がありすぎることも問題。時間の強制力を利用して、どんどん前倒しで進めていく
・すぐやる人は根拠なき自信をもち、やれない人は自分を否定する
「最初にあったのは夢と根拠のない自信だけ、そこから全てはじまった」by 孫正義
なりたい姿になりきることで自信が湧いてくることもある。行動が気持ちを作る
・すぐやる人は数字のある目標を決め、やれない人はなんとなく流されてしまう。
目標を持つことは基準を作ること。基準ができれば全ての行動にスピードがつく
・すぐやる人は積極的にオフラインになり、やれない人はいつもオンライン。
つながっていたいという気持ちはわかるが、行動が邪魔されてしまうなら思い切って通知をきってアプリをログアウトして携帯を端において物理的に距離を置くのも大切。感情に振り回されないような仕組みを作る
・すぐやる人は誰に出会うかで環境を選び、やれない人は何を学べるかで環境を選ぶ
他社が何かにおいて成功や良い結果を収めることを目にすることで自分の自己効力感が高まることもある。これを代理強化と呼ぶ。人間は環境に大きな影響を受ける。だからこそやるしかない環境を作り出すことが重要になってくる。
・すぐやる人はアウトプットで頭を磨き、やれない人はインプットマニア（俺やん）
アウトプットを意識するからインプットが磨かれる。吸収したらまずは一度絞り出してみる。絞り出すことによってさらに吸収力が高まる。
・すぐやる人は枠外でどんどん飛び出し、やれない人はムダを嫌う。
・時間を制するものは人生を制す。
「人や状況に追われて過ごしている時間」ではなく、「自分の意志でうごている時間」を増やしていくことが人生の充実に不可欠。「今、自分にできることに集中すること」これにつきます。
まとめ
この本は読んでいくにつれいかに今の自分がやれない人なのかということに強く気付かされました。
「すぐやる人」と「やれない人」の行動の違いとそれによって生まれる差についてたくさんの視点から書かれていてとても内容としてはわかりやすかったです。
一度読んでから振り返ってみると内容をほとんど忘れてしまっていたので、一つでもいいから今後の人生に活かしてみたいと思いました。
突然変わることは難しいけど、考え方を変えれば行動は変わります。すぐやる人になると決めて、そのために今までの自分とは違う行動をしないといけないということは理解できました。
あとはやるかどうか。まずは小さくでもいいから動いてみようと思います。またいつか読み返したいと思える本に出会えました。ありがとうございます。
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