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失敗のしようがない華僑の起業ノート【読書記録】

今日のアウトプットとして選んだのはこちらの本。

失敗のしようがない華僑の起業方法についてという本。

起業することを考えている自分にとって「失敗しようがない」というタイトルに惹かれて購入しました。

内容としては華僑で大きな成功を収めたボスに教えを乞うため三年間の粘りの末に弟子入りしたした著者が実際にボスから学んだ内容をわかりやすくポイントにまとめてくれている本となります。

華僑というのは何かわからなかったので調べたのですが意味としては

中国本土から海外に移住した中国人およびその子孫。

という意味らしいです。

まだこちらの本では、世界で最も富を築いている人種は華僑ではなくユダヤ人だが、日本人であれば人種としても考え方や文化の近い華僑の考え方を学ぶほうがよいと書かれており自分もそれには納得できました。

自己啓発的な内容が多いですが、実際に海外に渡った中国人たちが実践の中で磨いてきた知恵を学ぶことができます。

目次

まずは「やりたいこと」より「お金になること」

マインドセット的な部分にも繋がりますが、海外にでた中国人がまず最初にやることは

3K(きつい、きたない、きけん)

と言われるものらしいです。まずはそれらのやりたい人が少ない代わりに時給が高い仕事をすることでお金を貯めるという訳です。そしてそこから自分のビジネスにつなげるのが彼らのやり方のようです。

またこの時に意識しているのも「儲かる」ビジネスをすることらしいです。

「貧乏=ハングリー」ではない成功したい気持ちがハングリー精神

この本の中で自分が一番響いた箇所です。よくある成功者というと、過去に貧乏な過去があったり周りとのネガティブな違いから生まれるコンプレックスがあるから反骨精神が身に付いてしんどい時でも踏ん張る時ができると思っていました。

それに比べると自分は不自由なく育ってきたのでハングリー精神が弱いのだと。でも貧乏でなくてもハングリー精神は持てると思えました。

成功したいという気持ちの大きさがハングリー精神につながるので、その部分を高めることでハングリー精神を持つことができます。

中国ではお金は自分の能力の証という文化もあるのでそれが彼らを突き動かしているようです。

お金があればお金取る、経験あれば経験取る、お金も経験もなければ友達になる

これは損得勘定で考えてしまうことが多い自分には面白い考え方でした。ある意味逆転的な考えでした。でもとても重要なことだと思います。人の繋がりって複雑で1人知り合いがいればその後ろに250人ぐらいの人脈があるのです。その人が将来、自分にとって必要な存在になる可能性もありますし、知り合いに力になってくれる人もいるかもしれない。

人との関わり方は何があるかわからないので基本的に裏表なく、悪口を言わないことが大切ですね。(気をつけないと)

貧乏な時こそ外へ出る

自分もそうですが、日本人はまさにこの逆をやってしまいます。

まさに、金のない時はじっと家にいて、金があったら外へ行くということですね。

インターネットで稼げる時代にはなってきましたが、家でできるのは仕事というよりも作業の部分が多いです。作業をするのも大切ですが仕事を見つけるには外にでてみるのが一番。オフラインって今だに効果高いですからね

ハイペースをマイペースに

これが二つ目に響いた言葉です。

日本人はお金はもっったいないと感じるけど、時間は惜しまない。

でも結果を出している人ほど時間の価値を知っています。

人によっては時間の方がお金よりも価値があるとも言います。

仮に人の3倍のスピードで動いたら3倍長く生きるも同然。

別の言い方で基準値をあげるという人もいますが、とにかく自分の普段のスピードを1.2倍くらいから目指します。

「資本」と「知本」を結ぶ

お金は資本。知識を知本。

資本がないなら知本を磨く、そうやって成果を出した人は世の中にたくさんいます。

今の自分が気に入らないなら知本を磨くしか道は開かないです。

作業と仕事の違いを常に意識する

この本では

作業:頭を使わなくてもできること。マニュアル通りの内容

仕事:考えて知恵を絞るもの。利益に結びつくように頭使ってすること

と定義しています。

社長がやるのは仕事であり、従業員がするのは作業。パッと見た目が一緒でもこれは意識すべきことです。

また不安と悩みを一緒にしないことも重要です。

不安:まだ起こってないことに対して感じる恐れ

悩み:すでに起こったことに対する困りごとです。これに対する対処法は必ず誰かが知っている。

こうゆう言葉の細かい違いを意識してこなかったですが大事ですよね。

言葉ってほんとに面白い

まとめ:知難行易の考え方を意識する

日本では「言うは易く、行うは難し」という言葉が広まっていますが、それよりも良いことがこれだと思いました。

知難行易:知ることが難しく、行うことは簡単

という意味ですね。

自分はなんとなく知っているだけの「ノウハウコレクター」になってしまうことが多いのですが大切なことは

「知っている」ことではなく、「知って」「できる」こと。

どんな本でも言われている共通の内容としてアウトプットしてこそインプットが初めて重要になります。インプットばかりしても未来は変わらず大事なのはアウトプットの方。

どんなことでもすぐに結果はでないし、失敗は成功するまで諦めなければ成功になります。

頭でっかちをやめて、どんどん実践することの大切さが詰まっていた本でした。良かったです。

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