久しぶりに実家に帰った時にみつけたのがこちらの本
年収300万円でどうやってFIREができるねん!とツッコミをしてしまった時点で興味を持ってしました。
ライオンお兄さんという名前でYouTubeやTiktokなどの発信活動をされている方だそうです。自分はこの本を取るまでは知りませんでした。
FIRE=Financial Independent Retire Early
早期リタイアのことを指す
FIREという言葉は最近どんどん注目を集めていますがそれを年収300万、しかも7年-10年程度で達成できるというのはどうゆうことなのか。そのあたりについてアウトプットも兼ねてまとめていきます。
お金持ちの割合を把握する
この本では最初に投資をすることの重要性について解説がありましたがこの箇所についてはだいたいどこでも書いている内容が同じなので飛ばします。
・ざっくりまとめると日本の収入はこの20年間増えていない
・資本主義世界においてはお金持ちとそうではないものの差は今後もどんどんと開いていく。
・発展国の中での成長率が一番ひくくこのままでは発展途上国のカテゴリーに入る可能性もある
といった内容です。
ただこの中で印象的だったのが日本の富裕層の割合についてです。
野村総合研究所が出しているデータです。
ざっくりとですが日本での富裕層はふえており全体の10%ほどが5000万以上の資産を持っていること
もちろん世帯ごとの数字なので細かい部分はわかりませんが、お金持ちは確実に増えていることからも資産は増えていくものということがわかります。
注目すべきは収入よりも貯蓄率
この本で何度も触れられていたことは貯蓄率を意識するということです。こちらもグラフを共有します。
過去に全てを数値化するという本でも触れましたが数字に表示することで相対的ではなく絶対値として把握することができるので数値やグラフは役に立ちますね。
このグラフは貯蓄率とリアイアの相関性についてまとめているグラフです。
ざっくり説明すると収入をすべて貯蓄に回せるならば早くリタイアができて、貯蓄の割合がすくなるなるとその分リタイアまでの時間が伸びるというものです。
この貯蓄率をどれだけ高めることができるかにつながると著者は繰り返し説明していました。
収入よりも大切なのがこの貯蓄率と言っていたのは印象的でした。
年収300万・7年でのFIREをする方法
さぁ貯蓄率の大切さ、日本での富裕層の数が増えていることがわかったところで、気になるのがこの部分。
「どうやって年収300万で7年でFIRE」できるねん。
という部分。
この部分はしっかりと説明がありました。
まず知っておくべきなのはFIREにはいくつかの種類があるということ。
こちらの本では
- Fat FIRE:完全な経済的自由
- Lean FIRE:経済的には自由だがある程度のお金の制限がある
- Coast FIRE:資産収入だけでも生活ができるが、趣味レベルに片手間に仕事をする
- Barista FIRE:資産収入+労働収入のセミリタイア。別名サイドFIRE
と4つのFIREがありました。
年収300万のFIREはこの中でのBarista FIREのことを指します。
年収300万として手取りの20万程度から半分の10万を毎月積み立て、さらに副収入を作りそれも積み立てることで資産2000万近くを7年で作成。そしてそこから生まれる資産収入と、労働収入を適度にすることでFIREを達成するというもの。
普通に考えれば当たり前ですが安全なFIREは流石にできず、労働に依存しない形にするのが限界ということでした。
すこしがっかりした部分もありますが現実的な視点からみると手が届く気がするのがこの方法でした。
自分も少しの金額ですが積み立てはすでに開始しており、今後も継続してこのサイドFIREを目指します。
まとめ:千里も道も一歩から
タイトルに惹かれて読んでみた本ですが、学びも多く読み応えのある本でした。
貯蓄率を意識すればFIREが近づくという話も実際にグラフがあったことで理解しやすかったです。
今の収入が少ないから資産を作るのは無理だと考えるのではなく人類最大の発明とも言われる複利の力を利用することで資産は時間と共に増えていきます。
ぴけてぃが書いた21世紀の資本にもあるように
r(資本収益率) > g(経済成長率)
という資本主義のある一種のルールがある以上私たちも投資家的な考え、行動が必要になります。
格差は広がっていますが自己投資をし、知識武装をすればまだまだ今の状況を良くすることはできます。
積立額を大きくすることも重要ですがまずは習慣をつけること。継続の力で複利が発生するため今の自分は続けることを意識していこうと思います。
20代の間にFIREしたいですね。いやする。そのために日々努力と改善を続けていきます。
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