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運を育てる -肝心なのは負けたあと

こちらの本は将棋界だけでない活躍をされていた米長邦雄さんという方が書いた自叙伝となります。

文章を読んでいると、幅広いジャンルの偉人や著名人などから引用をされており、幅広い知識を保たれていたのだと思います。

自分の才能を過信せず、可能な限りの準備をして試合に臨む。それでも結果は思い通りにいくとは限らない。それは相手も同じくらいの努力をしているからです。

このような状況において結果を分けるのは、実力や才能ではなく運命の女神が微笑むかどうかだと著者の米長さんは語っています。

こちらの本ではその「運命の女神」に微笑んでもらうために何をすればいいのかについて書かれています。一見メンタルのお話かとも思いますが極限に研ぎ澄まされた集中力で長時間戦う将棋という世界において長年第一線にいて、しかも結果を出してきた米長さんの言葉だからこそ信頼できる言葉でした。

文章が個人的には難しく、理解できないところや将棋の例えが多い箇所については自分が読み飛ばしてるのですが、エッセンスは学べました。

目次

ユーモアの大切性

運命の女神に微笑んでもらうためには笑いを絶対に入れることが大切だと書かれていたのが印象的でした。微笑んでもらうためには自分が笑わせる必要がある。どれだけ真面目な状況においても大切なことであると書かれていたのにもプロ意識のようなものを感じました。

米長哲学

こちらは将棋界では有名だそうですが、将棋の世界においては自分にとって消化試合でも、相手にとって人生がかかった勝負であれば、死力を尽くして勝ちに行くことが大切だという考え方があるようです。

実際に勝敗に関係のない試合においても手を抜かない様子が描かれていますが常に「運命の女神様が見ている」と考えているからこその考え方だそうです。

見えないところでも手を抜かない。それがプロというものかもしれません。

自分にとって刺激的な言葉があったので引用させていただきます。

足らぬものは余る、余るものは足らぬ。

江戸時代の天才相場師・本間宗久

足りないと思っているうちは必ず間に合う。いくらでもあると思っていると、いつの間にか足らなくなる。

相場だけでなく仕事などにも当てはまる言葉ではないでしょうか?

今回の本は今のじぶんには読み進めるのは難しく何度も意識が飛ぶことがありました。笑

でもそれは今の自分の知識量や興味などが関係している結果なので伸び代として前抜きに考えます。

時間をあけて読み返してみたら読めるようになっているかもしれないですね。

運を育てるはこちらよりご購入が可能

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