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アナロジー思考

このアナロジー思考という本は東大生に最も読まれる本として紹介されていた「具体と抽象」という本の著者の細谷功(ほそやいさお)さんが書いたものです。

内容も似ていて片方を読んでいればもう片方は補助的な関係をするのではないかと感じました。

この本で書かれていることで自分が印象に残っているのは

全ての物事は、抽象度を上げることで繋がりあっているので、一つの学びから応用して他のことに活かすことが可能ということである。

抽象化と具体化を使い、一見何もつながりがない二つの事象を繋げ、それらの共通点などを書いていてとても興味深かったです。

また前の本でも書かれていたように抽象化ができる人は具体化ができるが、その逆はできない。ということもあり自分も今後ビジネスや社会で成功するためにはこの思考法を会得することが必須だなと強く感じました。

そしてその思考方法を本書ではアナロジー思考と読んでいます。

本の中から自分がハイライトをとった箇所もまとめておきます。

アナロジーとは日本語でいえば「類推」あるいは「類比」のことである

アナロジーの考え方は認知科学などの分野で学術的にも研究が進んでいる

これまで人類が発見してきたさまさまな新しい概念も始めは既存の概念とのアナロジーで説明されてきたものがほとんど

アナロジーを通じて自分の物事の理解を深めたり、相手への説明をよりわかりやすくしたり、新しいアイデアを生み出すことができる

アナロジーは言い換えると「借りる力」とも言える

アナロジー思考では一度「本質的な共通点」を探してしまえばそれをさまざまな別の世界に適応して他の世界での学びを得られるとともに、それを飛ばした側の世界からも学びが得られる。

アナロジー思考を使えば世界は全て関連づけることが可能だということに気づける。

「説明できる」ことのメリットは、同様の動きを予測することができるために新しい機械や道具をデザインしたり、自然のメカニズムを解明するとが可能。また応用範囲には限界がないということ。

ビジネスの積亜でアナロジー思考を活用するためには、一見違うが実は構造的に似ている業界を探すことが必要であり、そのために必要なのは事業特性という

目次

アイデアマンと単なる雑学博士の違い

まずアイデアを生み出すためには

-多様な知識

-アナロジーの力

が必要である。ただこの多様な知識というのは一つの分野というよりも複数の業界の違う経験の方がアイデアを出すためには良いとされている

スキルアップを目指すあまり本を読んだりセミナーに多く参加するが、なかなか結果が出ない人がいる。これはアナロジー思考的には借りてくる力、あるいは繋げる力に原因がある

初心者セミナーのような具体的すぎる内容だと、別のことへの応用ができないし、抽象的すぎると逆にイメージが湧きにくい。このギャップを埋めるために借りてくる力とつなげる力が必要になるのだ

アナロジー思考のトレーニング方法

思考を普段のトレーニングにするならば、身の回りのものを全て繋げて考えてみようという意識が大切になる

これができれば、1つの経験が2にも3にも、あるいは場合によっては「10」や「100」になる

イメージとしては冷凍が抽象化、解凍が具体化

まとめ

自分は今のところ、頭が固いというか、具体化ばかりで物事を考えてしまうことが多い。だからたくさんのセミナーや本を読んでもなかなか覚えられないし、結果につなげられていないのかもしれない。

だけど少しずつでも継続したアウトプットはチリも積もれば山となるという言葉にもあるように大きな結果につながると信じている。

頭が固いならトレーニングをして改善すればいい、具体化よりも抽象化のトレーニングを行なっていけばいつかできるようになる。

諺だって、一種の抽象化だしな。慣れの問題で改善されそう。インプットは得意なのでアウトプットの数を増やしていく。

そしてアナロジー思考ができるようになれば正直ビジネスはとてもやりやすくなるという自信があるので、また少し時間が経ってからこの本をまた読み返すことにします。

良い本でした。

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