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発酵道: 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方 寺田 啓佐

自分では絶対選ばない本だ。と断言できるほど普段の自分が読む本とは趣向が違いますが、尊敬する人にお勧めされて読んでみた本です。

結果的に読んで本当に良かったと思います。今このタイミング、この時期にこの本に出会えたことに強く感謝します。

著者の寺田 啓佐さんは300 年以上続く日本酒事業を受け継いだ方で、いろいろな困難があり、従来の日本酒作りを根本から見直し本当に人にとって役に立つお酒を作ろうと奮闘した方です。

今は残念ながらこの世にはいないそうですが、もっと早くこの本に出会っていれば良かったと感じる本でした。

「発酵」という切り口を通じて、人生の本質的な考え方や、あるべき姿。というものに触れていてとても刺激を受けた本でした。素晴らしかったです。また読み返したいと思います。

ではいつも通り読み進める中で自分がハイライトを引いた箇所をまとめていきます。

またこの本の中に出てくる玄米から作られた日本酒「むすひ」は今後購入して飲もうと思います。普段はお酒を飲まないですがこのお酒ができたストーリーを読んでどうしても一度は飲んでみたくなりました。そもそも玄米でできたお酒ってほとんどないらしいです。

目次

感じたこと(メモ)

発酵すると腐らない。自分のもの、自分のお金、自分の会社、「自分の、自分の」という我意識は腐敗を招いてしまう。自分の利益や欲を捨てた時、人間は救われる

自分のところへ入れよう、入れようとするのではなくて、吐き出しなさい。吐き出したらひとりでに入ってくる

お酒は百薬の薬と呼ばれていた。今のお酒は害しかないが

電子技法、そして炭の持つパワーは計り知れない。-イオンを持っている

「辛いことが多いのは、感謝を知らないからだ。苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるからだ。心配することが多いのは、今をけんめいに生きていないからだ。行き詰まりが多いのは、自分が裸になれないからだ。感謝にまさる能力なし

玄米の持つ恐るべきパワー

玄米は、精白された白米と違い、外側に食物繊維、内側に炭水化物、胚芽の部分に抗酸化作用のあるビタミンやミネラル、そして体の毒素をの排泄を促進するフィチン菌など私たちの健康維持に不可欠な成分を多く含んでいる。さらに腸内の環境を整え、アドレナリンの抑制や血液浄化作用といった、体の酸化を抑える効果ももつ食品である。玄米をまくと命が生まれるが白米をまいても何も変わらない。だから粕という感じは白米と書くのかもしれない

「こんちくしょう」が腐敗状を作り出し、「ありがとう」が発酵場を作り出す。

だから嫌なことがあっても、プラスの言葉を並べるべきだ。新約聖書ヨハネの伝記には「はじめにことばありき。ことばは神と共にありき、ことばは神であった。」とある

まとめ

本を読めば読むほど、自分のこころが豊かになっていくのを感じる。どんな悩みでも答えはあるし、この知識を残すという行為は人間が進化することの大きな理由の一つだと思う。人の考え方、生き方を見ることで自分の生き方を改善させることができる。

もっと多くの本を読んで心を豊かにそして自分だけじゃない周りの人も幸せにできるようにこれから生きていきたいと思えた。

素敵な本に出会えました。ありがとうございます。

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